この声を、君に





―――――


今日は、いよいよ体育祭!


「美羽、お茶持った?お弁当は?」

『持ったよ』

「そぅ、なら良いわ。今日もよろしくね」

お母さんが、そう風に言ってた。


風が私の面倒みるんじゃなくて私が風の面倒みるのに…

なんて言えない。



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