この声を、君に



『何しに来たの?』

今の私は、きっと最低な顔してる…心配して、わざわざ来てくれたのに…素直になれない私は最低だ…

「何しにって心配だったから…」

風は私を見つめる。


涙を堪えるのって大変なんだね…


「心配してなんて頼んでない」



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