この声を、君に



「もう一人で悩まないで」

「そうだよ!美羽ちゃん」

風と健さんの言葉は、いつもより温かいものだった。



「考えすぎだ」



低い声が聞こえた。
この声は諒さん。



「もっと頼れよ、甘えろよ」

私は諒を見つめる。
諒さんも私を真っ直ぐ見てる。



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