この声を、君に


高っっ!!

上るの?
無理…私には無理!!


「行くぞ」


私は必死に抵抗した。諒が不機嫌になってしまった…


「何で?」

『高い所、怖いから!』

そう言って首を横に大きく振る私を見て諒は「落ちねぇから」とため息をついた。



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