この声を、君に
20



「広いよな」


突然、諒が景色を見たまま私に喋りかける。


「こんな広い世界で、お前と出会えたのは奇跡かもな」


諒?
諒は何が言いたいのか私には分からなかった。









「俺さ好きな奴いるんだ」



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