この声を、君に


「あら良かったじゃない。いってらっしゃい」

お母さんが笑顔で言う。


一人で電車に乗るのは怖いから今日はお父さんに甘えよう。









「はい。到着!」

『ありがとう』

「ここで大丈夫か?」

コクん。

「じゃあ気をつけてな。」



車から降りて車が去って行くのを見つめた。



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