この声を、君に


「美羽ちゃんて足早いんだー」

何て背伸びしながら言う健さん。


あははーと笑う私。


「じゃあ先行くな、桜木」

そう言って立ち上る藤木くん。

コクんと頷くと笑顔で教室を後にした藤木くん。


実はさっき話合いが終わった所…


なのに風は帰って来ない。



はぁ…



< 79 / 368 >

この作品をシェア

pagetop