この声を、君に


「字ちげぇぞ、“秘密主義”って書くんだよ」

そう言って私からペンを取ってノートに書きはじめる諒さん。

は、恥ずかし…


“頭良いんだ…”

「お前より1年多く生きてる」
そう言って諒さんは少し笑った。

“そーだね”

「…」

“ねー笑ってた方が良いよ”

「うるせ…」



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