スノースマイル
「変わってないね・・・。」
「え?何?」
「ううん。何でもな~い。」

そう言って、美佐は落ち葉を蹴り上げた。

(何が変わってないんだろ・・・。)

僕は、微かに言った美佐の言葉が耳に残った。

「それ~!」

子供のように、はしゃぐ美佐は、もう1度落ち葉を蹴り上げた。

「おい!!転ぶから止めろって!!」
「へへ♪」

懲りずに落ち葉を蹴り上げる美佐。
その時だった。
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