―続―きゅんきゅん同盟
「レナーーー!!久しぶり!」
濡れたまま、乾いた体のレナに抱きつくと、レナは冷たさに声を上げた。
「きゃぁ!!もう、まこたんったら、変わってないね!改めて、おめでとう!!神崎と本当に付き合っちゃって、クラスのみんなもチョーびっくりしてたよ!」
「レナのおかげだよ。ありがと。陸が浮気しないように見張っててね」
チラっと陸を見ると、呆れたように腕組みをして、笑っていた。
「ありえないって!まこたん!こいつ、やばいくらい、まこたん一筋だから!!」
龍之介は、陸の肩をポンポンっと叩いて、陸をからかった。
「うっせーーよ。龍之介だって、レナからのメール保護ったりしてて、キモイんだって!」
「うっそ!それ初めて聞いた。龍、そんなことしてんの?そんなに私が好きなの?」
「当たり前じゃん。俺、レナ大好き~!」
私と陸の存在を完全に忘れた2人は、仲良く手を繋ぎ、海へと駆け出した。