―続―きゅんきゅん同盟
「本当に?」
「うん。陸の愛がいっぱい伝わって来て、もっともっと好きになった」
陸は、脇に挟んだ浮き輪がどこかへ流れていくのも気付かずに、私を抱きしめてくれた。
塩味のキス。
どんどん陸が好きになる。
「俺以外の男を好きだった時があるってことが辛い」
「陸…… 私だってそうだよ。出会う前のことは仕方がないけど、嫉妬しちゃう」
陸が好き。
陸を守りたい。
陸に守られたい。
陸とずっと一緒にいたい。
「これからは、ずっと俺だけだよな」
「うん。陸以上の男の人なんていないもん」
今すぐにでも一緒に暮らしたいって思うんだよ。
結婚したいなって思ってるんだよ。