―続―きゅんきゅん同盟
「まこ。ここにいる全員が、まことのいろんな思い出をちゃんと覚えてるんだ。まこが、俺達の為に必死になってくれたこと。自分のことなんて忘れて、俺達の為に闘ってくれたこと、みんなちゃんと覚えてるから」
泣くつもりなんてなかったのに、私の目からは、涙がこぼれていた。
タイムスリップで、あの頃に戻ったみたいな。
あのキラキラした日々が……一気によみがえってきた。
「ありがとう……本当にありがとう。みんなぁ、大好き……」
みんなで割り箸を持って、ケーキを食べ始めた。
ぐちゃぐちゃになるケーキ。
あっというまになくなった。
「次にみんながまこに会えるのは……俺とまこの結婚式だな」
陸……
今日の陸、すっごいかっこいい。
照れずにそんなことを言えちゃう陸。
クールなツンデレ様……
愛してます。
今、言ってくれた言葉、信じていいよね。
陸は、これから先もずっと私の隣にいてくれるんだよね。