―続―きゅんきゅん同盟
陸。
私の好きな人。
高校生なのに、しっかりした考えを持っていて、責任感がある。
ちょっと悪ぶった話し方と、やんちゃな目。
実はすごく優しくて、人の痛みのわかる人。
陸。
陸。
私の愛する人。
かっこよくて、おもしろくて、最高の彼氏。
歳の差はね、埋めていけると思うんだ。
正直心配はあるけど。
男の人って、やっぱり若い子が好きだから。
今はいいけど、陸がおじさんになった時、陸は私だけを見てくれるかな?
「おじさんになっても、私のこと好き?」
唐突な質問に、陸は驚いた顔をした。
「おじさん?俺が?」
「うん。ずっと先の話」
陸は、考え込むような顔をして、その後私の肩を肩で押した。
「ばか!!そんなこと心配すんなって」
「だって、心配なんだもん」