Give Me ～命下さい 私のために～

男は急いで、台所にいきおにぎりを作った。
「これで勘弁してください。」
男はおにぎりを差し出した。
「なんだ、これは。」
「おにぎりです。僕の命よりおいしいと思います。ぜひ食べてください。」
「まぁ、死ぬ前に貴様の願いを聞いてやろう。ぱくっ。」
ゼロはおにぎりを食べた。
もぐもぐもぐ
「おいしいな。これ。」
「でしょう。自慢の一品です。あっお茶もどうぞ。」
男は自分が助かるために必死に行動した。
ずずっ
「あーおいしい。おっとなくなったな。では貴様の命をもらうか。」
「ちょちょちょちょちょっと待ってください。お腹すいているならおにぎりを作りますので、命だけはご勘弁を。」
男は必死であった。今までの人生のなかで一番に入るくらい。
「うーん。」
ゼロは考えていた。
「頼みますよ。」
「じゃあ、おにぎりというのをあと10個くれ。それで勘弁してやる。」
「ありがとうございます。さっそく、作らせていただきます。」
男は頭をぺこぺこしながらおにぎりを作った。
「もぐもぐもぐ、あーおいしいな。」
「ははは、それではもう用はないでしょう。帰ってください。」
「何をいっている。貴様の命をもらうまで帰らんぞ。」
ゼロはおにぎりを食べながら話した。
「えっ、さき勘弁してくれるっていったじゃないですか。」
「今日のところはな。さてお腹も膨らんだし。寝るか。」
ゼロは俺のベッドに入り寝だした。
「ふざけるなよ。このあまが。」
男はに飛びかかったが逆に頭を殴られそのままのびてしまった。