三女の日常
「そう。冬は何か言ってた。」
「そうなんですよ。冬はこのお菓子まずいって言うんですよ。
まったく冬は味音痴ですよ。」
「そうなんだ。(味音痴はあなたよ。冬は正直だな。)」
「あれ、夏姉様。手が止まってますよ。」
「えっ、そうかな。(これ以上はやばいっていうか一つめで限界だ。)」
その時、声が聞こえた。
「おーい、なっちゃん。入るよ。」
その声の主は、平等院 春。美しいロングヘアーで、まさに大和撫子みたいな感じである。
そして平等院家の長女である。
「ど、どうぞ。(助かった。春姉さんに期待だ。)」
「あっ、秋ちゃんも、ハロー。」
「春姉様ちょうどよかった。お菓子を作ったので後で持っていこうと思ったんですよ。
食べてください。」
私は春姉様にお菓子を差し出した。
「いただきまーす。」
パクッ
その様子を私は見ていた。なぜか夏姉様も深刻な顔で見ていた。
「どうですか。」
「・・・・・・・・。」
私の周辺に妙な空気が流れた。
「ごくっ。」
夏姉様も緊張していた。
「春姉様?」
「・・・・秋ちゃん。」
「はい。」
「レシピある?。」
「あっ、はいあります。」
私はレシピを春姉様に渡した。
「やっぱりね。秋ちゃん。」
「秋ちゃん?」
「あっ、はい。」
まさか、これは春姉様の愛の告白、あれですな。君のみそ汁を毎日飲みたいとかだったり。
キャー姉妹なのに、結婚。キャーキャー。私の頭はメルヘン状態であった。
「塩の量が間違ってるわよ。ほらここ。」
私はレシピを見直した。そこには、材料のところに塩10キログラムになっていた。
確かによく考えるとこの数字はおかしい。私も小麦粉の量に対して、塩が少し多いなぁ
と感じていたがやはりおかしかったか。お菓子だけに。
「あっ、春姉様、夏姉様ごめんなさい。」
お姉様がた二人は向かいあって微笑んだ。そして春姉様がやさしい笑顔で答えた。
「次は一緒にお菓子作ろうか。」
「うん。」
「そうなんですよ。冬はこのお菓子まずいって言うんですよ。
まったく冬は味音痴ですよ。」
「そうなんだ。(味音痴はあなたよ。冬は正直だな。)」
「あれ、夏姉様。手が止まってますよ。」
「えっ、そうかな。(これ以上はやばいっていうか一つめで限界だ。)」
その時、声が聞こえた。
「おーい、なっちゃん。入るよ。」
その声の主は、平等院 春。美しいロングヘアーで、まさに大和撫子みたいな感じである。
そして平等院家の長女である。
「ど、どうぞ。(助かった。春姉さんに期待だ。)」
「あっ、秋ちゃんも、ハロー。」
「春姉様ちょうどよかった。お菓子を作ったので後で持っていこうと思ったんですよ。
食べてください。」
私は春姉様にお菓子を差し出した。
「いただきまーす。」
パクッ
その様子を私は見ていた。なぜか夏姉様も深刻な顔で見ていた。
「どうですか。」
「・・・・・・・・。」
私の周辺に妙な空気が流れた。
「ごくっ。」
夏姉様も緊張していた。
「春姉様?」
「・・・・秋ちゃん。」
「はい。」
「レシピある?。」
「あっ、はいあります。」
私はレシピを春姉様に渡した。
「やっぱりね。秋ちゃん。」
「秋ちゃん?」
「あっ、はい。」
まさか、これは春姉様の愛の告白、あれですな。君のみそ汁を毎日飲みたいとかだったり。
キャー姉妹なのに、結婚。キャーキャー。私の頭はメルヘン状態であった。
「塩の量が間違ってるわよ。ほらここ。」
私はレシピを見直した。そこには、材料のところに塩10キログラムになっていた。
確かによく考えるとこの数字はおかしい。私も小麦粉の量に対して、塩が少し多いなぁ
と感じていたがやはりおかしかったか。お菓子だけに。
「あっ、春姉様、夏姉様ごめんなさい。」
お姉様がた二人は向かいあって微笑んだ。そして春姉様がやさしい笑顔で答えた。
「次は一緒にお菓子作ろうか。」
「うん。」