メジロ
洸太郎は、希早稀を見て


「希早稀さん、それは、いつ聞いたんですか?」


「えーっとねぇ、叶実がねぇ、言ってた。」


叶実とは、水泳部に所属する、希早稀の友だちだ。


「おい、ヤバいじゃねぇか!」


「ヤバいですね。今から、水を入れたとして、明日の朝には満タンになってるかと聞かれると…」


「ムリだよな!?」


「はい。そうですね。もう水も半分以下抜けてますし。」


「メジロ、どうする?」


「とりあえず、水を入れよう。希早稀、水を入れる準備して。」


「OK」


「後、ちゃんとボタン押してからしろよ!水抜けねぇ様に!」


「任せて!」


希早稀は機械室の方に走って行った。


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