メジロ
俺らは、見回りが倒れた所に駆け寄った。


「洸太郎、大丈夫か?」


洸太郎は、倒れた見回りの脈に触れた。


「大丈夫ですよ。軽い感電でしょ?!」


「そうか、じゃ、やるか!」


「おー!花火花火」


希早稀が右腕を挙げながら言った。


そう、俺がどうしてこんなコトをしたかと言うと、花火がしたかったからだ。

実は、去年の今頃も花火をした。そりゃ、バレて、呼び出しくらって、反省文5枚も書かされた。

それからとは言うと先生達が交代でこの時期になると屋上を見回りしにくるようになりこうするしかなかったのだ!


「打ち上げしょうぜ!」


「いいなぁ!啓介!」


「打ち上げなら、コレしょう!」


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