幕末伝 新撰組日記
「だああああァァァ!!すみません源さん、島田さん!」



「ああ、お早う珀君」



「お早う、早速だけど、そこにある鮭、焼いてくれる?」



「焼き鮭ですね、がってんです!」



俺はなぜか男の身でありながら、新撰組の隊士達の飯を作る
これを指示したのはここの副長、土方歳三と言う人だ。兎も角、この人は鬼である事を皆さんに把握して頂きたい


そして、一緒に飯を作ってくれるこの二人は、井上源三郎さんと島田魁さんだ

ここ、変人の集まりの新撰組中では、唯一無二の頼れる二人だ


ただ、源さんは兎も角、島田さんは極度の甘党で、料理をつくらせたら全部甘くなるので、いつもは皮むきや茶菓子などを作ってもらってる



「ああ、本当にいつもすみません!」



「いいよいいよ。まだ珀君は早起きなれていないんだし…」



「まだ時間はあるし、早く済ませようね」



「はい!ありがとうございます!」



まっ、それが、俺の仕事の一つな訳だ
< 6 / 13 >

この作品をシェア

pagetop