僕の彼女は無関心

★彼とお仕事

今日は久びさに学校に来て良かったな♪


お昼の出来事でテンションの上がっていた葵は一日幸せな気持ちで過ごせた。


僕は今、帰る支度をしている。


「おっ、葵はこれから仕事か？」


一が話しかけてきた。


「あぁ、裏口に田中さんが迎えに来てくれてるはずだ」


田中さんと言うのは僕たちのグループのマネージャーだ。


「売れっ子はたいへんだねぇ～、まぁ、頑張れよ」


「おう」


僕は一に返事をしてから帰りの準備をしている綾に声をかけた。


「綾、じゃあ今日はこれで」


言葉とは反対に葵の気持ちは……うぅ～


本当はもっと一緒にいたいよ……


「うん、ばいばい。仕事頑張ってね」


綾は一旦片付ける手を止め、此方を見て返事をしてくれた。


「あぁ…じゃあな」


そして僕はカバンを持って裏口へ向かった。


裏口に到着すると、既に迎えの車が来ていた。


「お疲れ、アオイ」


車の窓が相手田中さんが声をかけてきた。


「こちらこそ、いつも迎えありがとうございます」


田中さんは笑いながら言った。


「それが仕事だからね。さぁ、はやく乗って」


「はいっ」