◆小悪魔素直
屋上を出ようとしたとき、美樹が俺のシャツの裾をつかんだ。
「?」
美樹が、うつむきながらつぶやく。
「ねぇ光汰……ほんとにあたしなんかでいいの?かわいくないし、素直じゃないし、それに」
「何言ってんだよ。俺の一番は美樹なの。さっきのもう忘れた?」
美樹があまりにもバカらしいこと言うから、かぶせて言ってやった。
「………ありがと」
恥ずかしそうに、またうつむきながら美樹が礼を言った。
「どういたしまして!でも俺、何にもしてないよ?」
うん。俺何にもしてないのに。
「~~~~もう、これだから光汰はっ」
なんとも言えない顔をして、美樹は俺をおいていっちゃった。
「まってーーー!」
「しょうがないわね。」
俺を笑顔で待っててくれる美樹。
俺が美樹に追いついたとき……
2人の影は、1つにつながっていた。
「?」
美樹が、うつむきながらつぶやく。
「ねぇ光汰……ほんとにあたしなんかでいいの?かわいくないし、素直じゃないし、それに」
「何言ってんだよ。俺の一番は美樹なの。さっきのもう忘れた?」
美樹があまりにもバカらしいこと言うから、かぶせて言ってやった。
「………ありがと」
恥ずかしそうに、またうつむきながら美樹が礼を言った。
「どういたしまして!でも俺、何にもしてないよ?」
うん。俺何にもしてないのに。
「~~~~もう、これだから光汰はっ」
なんとも言えない顔をして、美樹は俺をおいていっちゃった。
「まってーーー!」
「しょうがないわね。」
俺を笑顔で待っててくれる美樹。
俺が美樹に追いついたとき……
2人の影は、1つにつながっていた。