◆小悪魔素直
「おはよーうっ」
「あ、いおりおはよ」
「何々ー?その様子じゃまたなんかあったのね?」
ギクっっ!
なんでそんなに分かるのかな。
いつもはふわふわした天然なのに。
「あ、もしかして、昨日のブリっ子女のせい?だったらあたしがちょっとシメに…」
「やめて!大丈夫だから…」
威勢よくブリっ子集団に向かおうとするいおりをとめた。
「じゃあ…なんか他の理由?」
心配そうな顔で聞いてきた。
あたし、いおりに心配かけちゃってんだ。
じゃあ、素直に言うべきだよね。
「うん。あのね…」
話しだそうとしたとき、教室のドアが開いた。
なんとなく、振り返ってみた。
―――光汰…
一瞬の間で、頭を過ぎる考えは1つ。
……別れ。
「美樹、ちょっと来て」
イライラしてるのか、大きい声で言った。
「あ、いおりおはよ」
「何々ー?その様子じゃまたなんかあったのね?」
ギクっっ!
なんでそんなに分かるのかな。
いつもはふわふわした天然なのに。
「あ、もしかして、昨日のブリっ子女のせい?だったらあたしがちょっとシメに…」
「やめて!大丈夫だから…」
威勢よくブリっ子集団に向かおうとするいおりをとめた。
「じゃあ…なんか他の理由?」
心配そうな顔で聞いてきた。
あたし、いおりに心配かけちゃってんだ。
じゃあ、素直に言うべきだよね。
「うん。あのね…」
話しだそうとしたとき、教室のドアが開いた。
なんとなく、振り返ってみた。
―――光汰…
一瞬の間で、頭を過ぎる考えは1つ。
……別れ。
「美樹、ちょっと来て」
イライラしてるのか、大きい声で言った。