ゴーストな彼
「ココって・・・誰の家?」

表札には「汐崎」と
書かれている

悠はスタスタと
玄関に向かい歩き出す

「待って!!」

玄関まで来ると
チャイムを鳴らすよう
悠が促す・・・

「誰の家かも
 知らないのに・・・」

「俺ん家だよ・・・
 俺の友達って言って」

急かされるまま
あたしはチャイムを押した

家の中からは
きれいな女の人が出てきた

「どなた?」

「あたし・・・豊里と申します。
 悠くんとはお友達で・・・」

「まぁ~悠の・・・
 さぁさ お上がりになって・・・」
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