ゴーストな彼
一緒に...
家に着いたあたしは
TVを見ている悠に
玄関にあったぬいぐるみを
当ててみた
それは見事に悠に命中し
ポトリと下に落ちた
「おぉっ!!すげぇ~
力、ついてきてんじゃん!」
「コレで今度
お風呂覗いたら
手加減なく当てるから・・・」
「今日はがんばったね・・・」
「見ててくれたの?
どこ捜しても
いなかったのに」
「麻紀の後ろにピッタリと
くっついていたよ・・・」
「ズルイ・・・
また自分だけ
隠れて・・・」
「そうじゃない・・・
ちゃんと守ってたよ・・・」
悠はいつになく
真剣な顔で言った
あたしは急に
淋しさに駆られた
「ねぇ・・・悠・・・
悠もいつかは消えるの?
上がる日が
いつかは来る・・・?」
「そん時はあたし
喜んでいいんだよね・・・
笑って悠を
送り出さなきゃ
ダメだよね・・・」
「俺・・・何やっても
ハンパだからきっと
当分上がれないよ・・・」
「お風呂やトイレを
覗かないなら
ココに居てもいいよ・・・!
悠なら食費も
かかんないし・・・!」
「でもTVは見れないよ・・・」
「・・・ぅっ
それは・・・」
「じゃ~!また俺を
祓ってみれば・・・?」
「・・・イヤ!
もう少し・・・
悠と・・・
一緒にいたい・・・
ノイズだらけのTVでも
音のある部屋に帰ってくるのは
落ち着くの・・・
一人じゃないんだって・・・」
「幽霊と同居すんの?
あんたいい根性
してるね・・・」
TVを見ている悠に
玄関にあったぬいぐるみを
当ててみた
それは見事に悠に命中し
ポトリと下に落ちた
「おぉっ!!すげぇ~
力、ついてきてんじゃん!」
「コレで今度
お風呂覗いたら
手加減なく当てるから・・・」
「今日はがんばったね・・・」
「見ててくれたの?
どこ捜しても
いなかったのに」
「麻紀の後ろにピッタリと
くっついていたよ・・・」
「ズルイ・・・
また自分だけ
隠れて・・・」
「そうじゃない・・・
ちゃんと守ってたよ・・・」
悠はいつになく
真剣な顔で言った
あたしは急に
淋しさに駆られた
「ねぇ・・・悠・・・
悠もいつかは消えるの?
上がる日が
いつかは来る・・・?」
「そん時はあたし
喜んでいいんだよね・・・
笑って悠を
送り出さなきゃ
ダメだよね・・・」
「俺・・・何やっても
ハンパだからきっと
当分上がれないよ・・・」
「お風呂やトイレを
覗かないなら
ココに居てもいいよ・・・!
悠なら食費も
かかんないし・・・!」
「でもTVは見れないよ・・・」
「・・・ぅっ
それは・・・」
「じゃ~!また俺を
祓ってみれば・・・?」
「・・・イヤ!
もう少し・・・
悠と・・・
一緒にいたい・・・
ノイズだらけのTVでも
音のある部屋に帰ってくるのは
落ち着くの・・・
一人じゃないんだって・・・」
「幽霊と同居すんの?
あんたいい根性
してるね・・・」