ゴーストな彼
「ウルサイ!!
 第一 幽霊って・・・
 悠はちっとも
 怖くないんだもん
 幽霊に向いて
 ないんじゃない?」

「俺だって本気出せば・・・」

そう言い悠はあたしに
顔面血だらけになった
顔を見せた・・・

それをモロに見たあたしは
その場に固まり
しばらく動けなかった

あたしの顔を見て
ケラケラと
お腹を抱えて笑う悠は

ブスッとふくれた
あたしにそっとキスをした

「味も感触もない
 キスなんて・・・」

「麻紀が修行すれば
 感じられるようになるよ・・・」

「本当?」

「ぅん・・・」

悠はあたしの耳元で

「キスだけじゃない・・・
 SEXだって・・・」

「うそ♡・・・
 あたしがんばる!!」

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