ゴーストな彼
オレは死んでから何度も
自分が死んだ日の
朝を見ていた・・・
救急車に乗せられる
オレの身体は
どこがどうなってるのか
分らないほどだった
足って・・・
あんな方向に向くか?
オレは自分の最後の姿を見て
足をひねってみる
身体に感覚はなく
自分の足を
どんな方向にひねっても
痛みはまったくなかった
そして・・・
病院へ駆け込んでくる母・・・
取り乱し・・・
泣き崩れ・・・
オレの身体にすがりつく