ゴーストな彼

家に戻ると母は
オレのベッドで眠っていた


 しょーがねーな・・・
 いつまでも・・・


母が悲しくて
オレはしばらく側にいた


母が深い眠りに
落ちたのを確認して
オレは再び
彼女の部屋を訪れる



部屋に彼女の姿はなく
浴室から水の音が聞こえる


 こんな時間から
 風呂か・・・


オレは風呂場の壁をすり抜ける


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