ゴーストな彼


「悠に止められたって・・・

 悠クン病院に連れてきたの?」


「んなワケないじゃない!
 たまたま
 通りすがったんだって・・・」


「なに?その子
 麻紀の守護霊?」


「それはない・・・
 
 ただの通りすがりの
 幽霊ですって
 自分でハッキリと
 説明してたから・・・」


「ププッ!
 なんだか楽しそう・・・」


美咲は肩をすくめ笑う


「もぉ~!
 本当に大変なんだから!!
 
 もういい!!
 美咲に相談した
 あたしがバカだった・・・」


あたしは
グラスの中のカクテルを
グイッと一気に飲み干した
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