ゴーストな彼


「う~ん・・・
 いない・・みたい」


「なぁ~んだ!」


美咲はつまらなさそうに
口を尖らせた


「あたしだってまだ
 上手に見れないの・・・
 突然そこにいたりして
 自分でも驚くんだから・・・」


「ねぇ、真紀
 疲れてんじゃないの?」


美咲はまだ
半信半疑のようだった

「もぉ~!
 信じないなら別に
 イイって言ってるでしょ!

 あたしはただ・・・
 これからどうればイイか
 相談したかったの・・・」


「ぅーん・・・
 お祓いに行ったら?」


「お祓い?」


全然、思い浮かばなかった


 お祓いかぁ・・・

< 54 / 124 >

この作品をシェア

pagetop