ゴーストな彼


「アナタ・・・
 とても強力な力を
 持っているのね・・・
 アタシの為に
 力を貸してちょうだい」


「アンタの体に
 そんなイボみたく
 取り込まれるなんて
 ゴメンだね・・・」


「そう・・・
 とても強い力なのに
 残念だわ・・・
 でもいいの・・・
 もう一人
 強い力の人を見つけたから」


女はドアの方を指をさす


「?」


その時・・・

廊下の方からキィキィと
真紀の押す荷台の音


 真紀!!


オレは慌てて
霊安室を飛び出した

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