ゴーストな彼
「そんな単純な
 念じゃないと思うよ・・・
 たぶんあんたを使って
 復讐しようと
 してるんじゃないかな

 何か手を打たないと
 あんた殺人犯に
 されちゃうよ・・・」

「まさか~!あたしが
 顔も知らない人を
 どうやって殺すのよ・・・」

「よくあるでしょ・・・
 通り魔的な・・・
 頭のおかしい看護師が・・・
 みたいな・・・」

「チョ!チョット待って!!
 それはイヤ!!
 どうにかして・・・」

「う~ん・・・」

「ねぇ・・・
 その人ってなんで
 あたしの所に
 きたんだろう・・・」

「たまたま波長が
 合ちゃったんじゃない?」

「また、たまたま?」

「たまたまは、俺の口癖・・・
 じゃぁ~!
 波長がバッチリ!
 合ちゃったんじゃないの?」

「待って!!
 さっきの方がダメージ
 少なくていいかも・・・」

「でしょう?
 俺流のやさしさ
 なんだから・・・」

「でも・・・
 本当どうしよう・・・」
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