ゴーストな彼
彼女の母親に
彼女の友達だと言い
ウソをつき彼女の部屋を
見せてもらった

きれいに片付けられた部屋
きっとまじめで几帳面な
人だったんだろう・・・
そう考えながら
彼女の部屋を見ていると
さっきの男が入って来た・・・

「あっ!・・・
 玲子の友達ですか・・・?」

「はい・・・」

「ごゆっくり・・・」

男は何かを取りに来たのか
あたしが部屋にいる事が
都合悪かったらしく
慌てて部屋を出て行った

一通り
部屋を見たあたしは
彼女の母親に
挨拶をして
その日は帰った

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