期間限定彼女
約束を交わした相手は秀一君。


約束をしたのは昨日の昼間で、生徒会室にいるときだった。


元々不器用なアタシは早めに仕事を開始することにしていて…サンドイッチとコーヒーを持ち込んで…書類とにらめっこしていた。



『龍一…遅いなぁ。』


仕事を手伝うようにお願いしていた龍一はさっぱり現れなかった。


****開始後15分****


……コンコン―


部屋のドアをノックする音が響いてきて、相手を確かめずに招き入れた。


どうせ遊んできて遅くなった龍一が来たのだと思っていた。


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