期間限定彼女
二人で玄関からエレベーターへと歩き始めた…

その途中歩くのを止める秀一君



「ここの部屋って空き部屋なの?」



アタシの家の隣の部屋に表札がないことを見た秀一君がそう尋ねてきた。



『うん…去年から空き部屋だよ』



「そっか…そうなんだ」



独り言の様に呟いてまた、歩き始める。


……空き部屋だと、なんかあるのかな

その答えはびっくりするものだった
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