<季節>サンタクロースの願い事
(俺と同い年ぐらいかな・・?)



俺の視線の先には、彼女と妹らしき女の子が映る。



「もうっまたここに居たの??」



彼女の妹は、そう姉である彼女に言っている。



「なにかここにあるの?お姉ちゃん??



なんかほぼ毎日のようにここに来てるでしょ??」



妹は、そう姉に聞いている。



「ん~なんか大切な事があったような気がしてるんだけど・・・



お姉ちゃんにもそれがなんなのかわからないの」



彼女の言葉を聞いて妹は



「何それー?!



それより早く帰ろう!!」



彼女は、妹に手を引かれて帰って行く。



俺は、そんな彼女たちのやり取りを物陰から見ていた。
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