<季節>サンタクロースの願い事
「ん?ん~そうだな。なんて言ったらいいのかな。



まぁ、俺にとってお前は大切な人って事だ(笑)」



最後のほうは、笑いでごまかす。



「な、俺の願い事を叶えるために必要な事ってなんなんだ?」



俺は、不思議に思っていた事を彼に聞く。



「了!やっと俺の事!!!」



「ちっげーよ!ちょっと気になったから聞いただけだよっ!」



シュウジが思いっきり抱きついてきたのを払いながら



体を動かす。



「ま、その話は了の風邪が治ってからでいいよ」



シュウジは、俺の体をベットに寝かせ



ウィンクしてまた、消えて行った。



(俺、なんであいつの事がこんなにも気になんのかな?)



俺は動かない頭をフル回転させながらも



徐々に眠りの世界に落ちて行った。



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