<季節>サンタクロースの願い事
「じゃぁ、俺がそれとなく聞いてみようか?愛子さんに」



俺の言葉に彼女は、可愛い顔をもっと可愛くして笑った。



「本当に?」



「うん、あっでも、もうちょっと仲良くなってからでもいい?



そこまで仲イイ訳じゃないし・・・」



「うん!ありがとう、了くん」



奈々子は、俺に可愛い顔して笑いかけ



本当に愛子さんが心配だったんだなって伝わってきた。



その日から、俺は奈々子に愛子さんと話した事や彼女の様子を



報告する事になった。



この喫茶店で、会う事が日課になった。

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