<季節>サンタクロースの願い事
☆★☆★
奈々子と別れ、俺はまたさっき通った道を折り返す。
(愛子さん、居るのかな・・・?)
俺は、手をこすり合わせながら公園に向かう。
(あっ・・・・)
俺の目に入ってきたのは、ベンチに腰掛けながら本を読む愛子さんの姿。
時々、時計に目をやりながらやっぱり彼女は、誰かを待ってるみたいだ。
俺は、ぎゅっと手を握りしめ、愛子さんに近づく。
俺の足音に気付いた彼女が本から視線を俺に移す。
「あっこんにちわ。了くん」
「こんにちわ」
(俺の名前、ちゃんと覚えててくれてた)
昨日、話したばかりの少年の名前をちゃんと覚えていてくれた事に俺は、とても嬉しくなった。
(愛子さん、居るのかな・・・?)
俺は、手をこすり合わせながら公園に向かう。
(あっ・・・・)
俺の目に入ってきたのは、ベンチに腰掛けながら本を読む愛子さんの姿。
時々、時計に目をやりながらやっぱり彼女は、誰かを待ってるみたいだ。
俺は、ぎゅっと手を握りしめ、愛子さんに近づく。
俺の足音に気付いた彼女が本から視線を俺に移す。
「あっこんにちわ。了くん」
「こんにちわ」
(俺の名前、ちゃんと覚えててくれてた)
昨日、話したばかりの少年の名前をちゃんと覚えていてくれた事に俺は、とても嬉しくなった。