<季節>サンタクロースの願い事
俺が家に帰宅したのは、22時過ぎだった。



塾にも通っていない俺がそんな時間までどこにいたのかと親は心配そうだったが、



俺はなんとか上手くごまかし自分の部屋に入る。



「シュウジ?」



部屋の中を見回してもベランダを見ても彼の姿はなく、俺は聞きたかった事を聞けずに胸の奥にしまいこんだ。
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