キャンティ
げっそりと痩せ細り、血の気のない疲れきった顔。
目の下にある隈と乾燥しきったひからびた肌。
痩せこけた手足と骨張った体。



「なに…これ…?」


「これがあなたの姿ですよ。」


「うそ…。」


「うそではありません。」


「うそよ!だって…私…。あんなに…」



言って、私はハッとした。


「そう。そうだったの…最近…体調がおかしいのよ…。朝、起きられないし、めまいがするし。風邪も引きやすくなったわ。」


「バ。」


私はポテチを見た。


「ねてれバ。」


ポテチは言った。


「…ポテチ。」


私はゆっくりと店の入り口へと歩き出した。

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