恋色
「おはよう。アズ」
少女は笑顔で駆け寄るが
アズと呼ばれた少女は
眼鏡の奥にある
少しつりあがった目を
さらにつりあげて言った。
「ユメ、10分遅刻だよ。」
少女は笑顔で駆け寄るが
アズと呼ばれた少女は
眼鏡の奥にある
少しつりあがった目を
さらにつりあげて言った。
「ユメ、10分遅刻だよ。」