恋色
「アズは相変わらずトロいな。」


『ソウチャン』は立ち止まり


『アズ』を見て言った。


「アズ、ちゃんとついてこれてすげぇじゃん。ユメは俺と同じくらい大股なのに…」


さっきまでの無愛想から


人が変わったように


表情をかえはじめた


『ソウチャン』が少し歩を緩めると


3人は揃って学校の門を


くぐった。

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