初恋日記っ♪♪
んもー!
イヤイヤ電話に出た。
「もしもーし」
[今日帰り遅くなるのーっ?]
「……ぁーうん、多分。」
[ぇっ!まさか男の子?]
うっとー………
「だったら何?もういいー?切るよ?」
[キャーっ!あんたもそーゆー時期なのね♪んじゃぁバイバーイ!]
――ブチっ――――
おいおい、言いたいこと言っといて、
こんちくしょーっ!
グィっ
「きゃっ」
いきなり岬君が後ろから抱きついてきた。
「今日は帰したくないな…」
顔はよく見えないけどすごく寂しそうな声だった。
あたしはその声に負けた。
静かに頷いてしまう。
その瞬間!
あたしはクルっと方向転換された。
岬君と向き合わせになった。
そしてまた抱き寄せた。
あたしたちカップルじゃぁないのに、
でもイヤじゃない。
ちょっとだけ離れて、
岬君はあたしの髪をなでて唇にキスをした。
「……ん」
だんだん激しくなってゆく。
「っふぁっん」
キスなんて初めてだった。
呼吸ってどーすれば良いの??
最後にわざとらしくチュッという音をたててキスを終わらせた。