イチゴの気持ち ~イチゴ達のラブストーリィ~
「あー、もう、こんなこと言うのはさ、でも俺が悪いんだからな。お前を見てさ、すごいかわいい笑顔で俺の方を見てくれていてさ。なんていうか、人魚みたいだなーなんてさ。でさ、なんか、照れくさくなって、そしたらお前の足が水中に見えたから、触ろうとしたんだ。やらしくじゃないからな。なんて言うか…触れてみたいって言うか…結局引っ張ってみようって、いたずらで…でも、そんなに強く引っ張ったわけじゃなかったし、まさかあんなになるとは…ごめんな。ふざけたなんてことも許されないことだよな…」
先輩の言葉に何も言えなかった。
ただ、ただ、胸がドキドキとこれ以上ないくらい早い速度で動いている。