イチゴの気持ち ~イチゴ達のラブストーリィ~

プールサイドに座り、足を入れ水の動きに漂わせていた。


水の感覚が気持ちいい。


ふと見ると3コースで慶太先輩が泳いでいた。


『すごい』


いつ見ても先輩の泳ぎはきれいだ。


そして無駄な力がどこにもかかっていないように、スムースに水を進んでいく。


まるで水に応援してもらっているかのように。


「いいぞー慶太。いいタイムだ。今の感覚忘れるな」


先生の声に壁にもたれ頷く先輩。
< 5 / 73 >

この作品をシェア

pagetop