イチゴの気持ち ~イチゴ達のラブストーリィ~
プールサイドに座り、足を入れ水の動きに漂わせていた。
水の感覚が気持ちいい。
ふと見ると3コースで慶太先輩が泳いでいた。
『すごい』
いつ見ても先輩の泳ぎはきれいだ。
そして無駄な力がどこにもかかっていないように、スムースに水を進んでいく。
まるで水に応援してもらっているかのように。
「いいぞー慶太。いいタイムだ。今の感覚忘れるな」
先生の声に壁にもたれ頷く先輩。