イチゴの気持ち ~イチゴ達のラブストーリィ~


目を開けると先輩の顔が飛び込んできた。


私の周りには先生と水泳部員達が集まっている。


『どうしたんですか?慶太先輩、また記録更新出来てよかったですね』



慶太先輩の顔が見えたので思わず言ってしまった。



「なに、言ってんだよ。大丈夫か?」



大丈夫って…?


それにそんなに怒り口調じゃなくても…


私、何かしちゃった?


何が何だかわからない私。


だってさっきまで先輩の泳ぎを見ていて…


そしたら…足が引きづり込まれるように水の中に…


落ちたんだ…私…水の中に…だから…
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