雨音~不器用な彼との7days~
学校は電車で約1時間のところにある。
遠いけど駅からはすぐだ。

駅に着き涼君の分の切符を買う。

自分はいつも定期なので買う必要はない。

学校へ着き、さっそく準備にとりかかる。

『そこに座って』

涼君をイスに座らせてカットを始める。

『バッサリ切っちゃうけどいい??』

頷いたのを確認してシャキシャキ切り始めた。

『涼君の髪長いね。髪切るのいつぶり??』

『わかんない…。たぶん…1年ぶりくらい…』

『そんなに?!あたしでよかったらいつでも切ってあげるよ』

『…ありがとう』

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