雨音~不器用な彼との7days~
30分後―――…

『よし。出来た』

『えっ?!さっき美波が連れてきた人と別人みたい!!』

隣で他のモデルの髪を切っていた友達が言う。

『確かに。別人みたい。こんなに変わるなんて思ってなかった。』

『…短いの変??』

心配そうに聞いてきた。

『ううん。すっごいかっこよくなった。若返ったみたい。最初はボサボサ髪に前髪が長いせいで顔があんまり見えなかったから、30歳くらいに見えたけど今やっとちゃんとした年齢になったかんじかな』

『…30歳…。ヒドイな…』

『ゴメンゴメン。涼君きっと注目浴びるの間違いないね』

『それは…ちょっと…』

『大丈夫!!裏でちゃんと見守ってるから。頑張ってね』

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