雨音~不器用な彼との7days~
『お疲れ~…って涼君!!顔真っ青…』

『ちょっと人がいないとこに連れていって…』

涼君を支えて控え室に向かった。

『大丈夫??』

ペットボトルに入った水を手渡した。

『…ありがとう。人がいっぱいでちょっと…。』

『ゴメンね。あたし知らなくて…。』

『美波は悪くない。ただ美波の役に立ちたかったんだ…。』

『十分だよ。ありがとう』

あたしは涼君を抱きしめた。

(ガチャ)

『おーい。もぉすぐクライマックスだぞ~…ってお邪魔しましたぁ…』

あたしはバッと涼君から離れ―――…

『あっ、待って!!連れてき人が具合が悪くなっちゃって。あたしたち帰るからあとはよろしくね』

『了解』

(ガチャ)

『えっ、あっ、えっと…帰ろっか』

『うん』

あたしたちは電車に揺られて帰宅した。

この日は二人とも疲れててすぐ眠った。

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