雨音~不器用な彼との7days~
あたしは店を出て家に帰りレインと涼君の帰りを待っていた。

だけど、21時…22時…23時…0時過ぎ…

この日、涼君が帰ってくることはなかった。

朝になって学校があるので重い腰をあげて支度をする。

涼君はあたしにとって空気のような存在だった。
空気がなければ人は生きてはいけないんだ―――…。

ここで初めて涼君に対して自分の気持ちに気づいた―――…。

(今更遅いよ…。)

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