my sweet home~行方不明の私~
監獄での出会い
イヴと監守レイリードとの出会いは
尋問室であった。
「君が
蓮・ルシフェル・イヴァンナだね?」
話し掛けてきたのは、それでも彼の方からだった。
これから始まるイヴの一方通行の思いは、
まだ眠ったまま。
「ええ。わたしが蓮・ルシフェル・イヴァンナ」
その受け答えは
半ば、義務的だった。
監獄に入れられた当初のイヴは、
もう人生なんてどうだっていい
やらなきゃいけないことも
やりたいこともやりきってしまった
わたしの人生、
これでお仕舞いだよ
判決で死刑にならなかったから
今からの人生は
余生だ
そう思っていたのだ。
新たな出会いになんの魅力もなかった。
尋問室であった。
「君が
蓮・ルシフェル・イヴァンナだね?」
話し掛けてきたのは、それでも彼の方からだった。
これから始まるイヴの一方通行の思いは、
まだ眠ったまま。
「ええ。わたしが蓮・ルシフェル・イヴァンナ」
その受け答えは
半ば、義務的だった。
監獄に入れられた当初のイヴは、
もう人生なんてどうだっていい
やらなきゃいけないことも
やりたいこともやりきってしまった
わたしの人生、
これでお仕舞いだよ
判決で死刑にならなかったから
今からの人生は
余生だ
そう思っていたのだ。
新たな出会いになんの魅力もなかった。